先日、日本舞踊の発表会がありました。
日本舞踊のジャンルのひとつ、「新舞踊」というのを習っております。
演歌とかそんなのに合わせて踊る類のものです。演歌だけでなく、古典ものもやったりするようです。
発表会に向けてこの数ヵ月間、地味~に練習していました。
地味~に筋肉痛と闘っておりました。
そして迎えた発表会当日。
幕が上がります。
袖で出番が来るのを待っている間じゅう、緊張によるあくびが止まりません💦
徐々に迫る順番。
あと3人。
あと2人。。
あと1人。。。
そして緊張はほぐれないまま、いざ出番。
↑ひ~!必死に踊っております。
緊張で体ガッチガチ。
腰落とせてないわ、伸びきれてないわ、足運びがなんか雑だわ…。
先生ゴメンナサイ。
課題はたくさんあるけど、でも、でも、、楽しかったー!
楽しかったのでオッケー!(笑)
そして終わった後、友人達が会いに来てくれました。こんなに素敵なお花を持って😊
ビックリ&すごく嬉しかったです~フフフ~♪
↑寒い中、外で一緒に写真撮ってくれました♡
貴重なお休みの時間を割いてくれて、本当にありがとうーー!!
↑こちらも同級生♪
そして彼女も日本舞踊を楽しんでいます(^^)
「運動にもなるし、踊りは趣味で続けてこ~」とゆるく考えている私と一緒にされたくないかもだけど(笑)、踊りを楽しむ心はきっと同じだと思っています。久々に会えてよかった!
舞台メイク
踊りの発表会の時は先生に舞台メイクをしてもらいます。
舞台で映えるお化粧なので、とりあえず濃いです。
つけまつ毛もバッサーなってます。
お見せできないのが残念ですがとっても独特なお化粧で、初めて見た友人は私の顔面に興味津々(笑)
お化粧をしてくれる先生が突然、「そうだ、今日はきゃりーぱみゅぱみゅちゃんみたいにしよう♩」と言って、目の下にチークをガンガンのせてくれました。日本舞踊なのにそっち系メイク、ありなんですね。
…先生、(いい意味で)ぶっ飛んでる!常識に囚われないところ、勉強になります。
で。顔もしっかりメイクしたら、首も白くして、そして手や腕までちゃんと白くするんです。
↑こうしないと、写真に黒く写っちゃうんだそうですよ。
踊りの着付け
メイク同様、踊りの着付けもまた独特です。
ここから少し、着付けの話をしてみます。
↑ご覧のように、踊りの着付けは衣紋をこれでもかーってぐらい抜きます。
曲によって抜き加減は様々ですが、今回は「女踊り」で「オトナっぽい系の振り」でしたのでこれぐらいなのでしょう。裾も長めです。
まぁこれはあくまでも踊りの着付け。
普段こんな背中見せながら歩いてる人がいたら、極力関わりたくないですね。。。ま、そんな人いないか(笑)
踊りの帯の締め方
帯は「若竹結び」を結んでもらいました。かわいいなぁ。
全身の写真見てもらうとわかりますかねー、帯の位置はうんと低くしています。
粋な感じにしてるのもあると思うけど、こうすると踊りやすいのです。
そして、帯を締めるときにも普通の着付けと大きな違いがあります。
普通の着付けでは、帯の輪を下にして締めますよね。
でも、踊りでは輪を上にして締めます。
なぜでしょう。
なぜなら、踊りではお扇子を使うからですねー。
踊りながら、帯にお扇子を差したり抜いたりします。
変なとこに差しちゃうと、帯の袋になってるところでお扇子が突っかかってしまってノーグッド。
そうならないように輪を上にして締めるのですって。
なるほどー。
そしてもうひとつポイントが。
1巻きめの帯巾を結構広くして、2巻きめは半分の巾にします。
帯に段差を付けるのです。
こうすることでお扇子をスッと差しやすくするんですねー。
目で確認しなくても、手探りでお扇子を差す位置がわかります。
↑ピンクの矢印の方向にスッと差します。出し入れスム~ズ♪
理にかなった着付けってやつですね。おもしろい。
着せてもらう
この日は先生に着付けしてもらいました。
こんな機会はめったにないので、貴重貴重!と思いながら終始ガン見。
補整をする位置、手つき、紐の締め具合。
勉強になるー。
一日中着ていてすごい楽だし、全然苦しくないのに全然崩れない!
やっぱり先生は違うなー、と改めて感じました。
私も着付けをした人に同じように感じてほしいな。
普段着物を着ない人に、「着物って思ってたより苦しくないんだな」と思ってもらえる着付けをしていくぞー!オー!
長々と書きましたが…
踊りも着付けも努力し続けながら楽しもう!と感じた、充実した一日でした😊
初めまして。東京下町の45歳です。後ろ姿のお写真を検索サイトで拝見し、目が留まりました。僕も浅草雷門のスクランブル交差点で、同じように衣紋をたっぷり抜いた芸者さんを見掛けたことがあります。
曇り空となればやはり肌寒いこの時期。首筋を冷やし過ぎてしまわないよう気をつけていただければと思います。
ネズミ色の猫さま
コメントありがとうございます。
「首・手首・足首」を冷やさないように気を付けます!
前回はいち早いリプライをいただきありがとうございました。新型肺炎ウイルスという壁が立ちはだかり、舞台芸術・生涯学習といった様々な活動を難しくしていますね。
やはり、少々”背中”が見えるくらい衣紋をひときわ抜いた姿のイメージがある花街の舞い手さん。前の袖付けを高く上げることで肩肘がより動かしやすくなり、豊かな所作表現に繋がっているのかなと思います。