デニム着物の話。

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先日、デニム着物を買いました。今回購入したのはインディゴブルーのデニム着物。いい感じでございます。

まず最初にデニム着物のおすすめポイントを。
・柔らかくて動きやすい(ゴワゴワしません)
・ジュアルに着られる
・洗えるから汚れも気にせずにガンガン着られる
はい。気に入っています。おすすめです。

以前から持っている「黒デニム着物」と、今回購入した「インディゴブルーデニム着物」の色の比較や
・サイズ感
・デニム着物のメリット
・デメリット
など個人的な感想を交えて書いてみようと思います!

 

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インディゴブルーのデニム着物を追加購入

今回ネットで購入したのがこちら。インディゴブルーのデニム着物です。

お値段なんと5,775円

 

サイズLLサイズを購入しました。裄が72センもある!幸せ。

裄丈(ゆきたけ)とは、肩巾+袖巾(←背中心から肩を通って手首ぐらいまでの長さ)のこと。

私は身長164センチあって肩幅が広い。肩回りにしっかりと肉がついている。
ゆえに裄丈が短い着物だとつんつるてんになってしまいます。
リサイクル着物なんて裄が短くてとても着れたものじゃありません。昔の人は小柄だったんだなぁと身をもって知ることができますね。。

だから裄丈72センチもある着物は貴重なのです。

といっても最近は既製品の着物でも裄丈が長いものが増えているので、選択肢が増えてうれしい限りです。着物好き大柄としてお礼を言いたい。

 

ちなみにこちら、TAYU-TAFUさんで購入しました。6,000円弱というお手頃価格が魅力的です。

 

インディゴとチャコール。

今回購入したインディゴブルーが左側。前に購入した黒(チャコール)が右側。
こんな色味です。両方とも先ほどのTAYU-TAFUさんで購入したものです。

サイズは、ブルーの方がLLサイズ。黒の方がLサイズ。

Lサイズはなんか小さいなと感じていたので、今回ブルーはLLサイズにしてみました。

畳んだ状態でも結構大きさの違いがわかります。

 

色の違い

TAYU-TAFUさんには全部で3色のデニム着物が売っています。色の違いを見てみましょう。

サイトから画像をお借りしました。

出典:TAYU-TAFU

 

私が持っているのは、「02 インディゴ」「03 チャコール」

01ブルーと02インディゴで迷った。
少しでも締まって見えてくれと願いを込めて濃い色の02インディゴを選びました。

実際の着物の色は、このサイトの画像とすごく近いなと感じました。

 

ステッチの違い

デニムらしくステッチが入っています。

インディゴの着物には茶色の糸でステッチが入っていて、

 

チャコールの着物には赤い糸でステッチが入っています。

 

サイズ感の比較

TAYU-TAFUさんで取り扱いのあるサイズは
S・M・L・LLの4つ。

私はSサイズとMサイズには縁がありませんので申し訳ありませんがLサイズとLLサイズのみの比較となってしまいます。あしからず。。

それでは実際に着てみて、
・前巾(まえはば)&後巾(うしろはば)
・裄丈(ゆきたけ)
・身丈(みたけ)
以上3つの点を比較してみようと思います。

 

前巾・後巾の比較

インディゴのLLサイズを着た感じがこちら。


身長164cm:LLサイズ

全体的にたっぷりと余裕がありました。上前にこんなにゆとりをもって着られる着物はなかなかない。余裕余裕。見た目ズドーンとしてるけど。

余裕で着られるのはすごく良いことなんですがその代償といいますか、巾を広く取ってある分、脇付近の生地が余ってダブついてしまいます。
仕方がないことだけどすっきり感はないですね。

 

後ろ姿はこんな感じ。

前合わせを普段通りに合わせたら背縫いがだいぶ右へ回ってしまったので(体に対して着物の幅が広いということ)、背縫いが中心に寄るように少し調節して着ています。

鏡で後ろも確認しながら着る必要がある感じ。

正直、LLサイズはちょっと大きすぎたかな…って思いました。

 

次に。

チャコールのLサイズを着た感じがこちら。


身長164cm:Lサイズ

見た感じ、こちらの方がすっきりと着られているように感じます。

お尻が大きくてももはりなので巾に余裕はありません。私にはギリギリって感じ。

でも巾が広すぎない分、脇のダブつきもそこまで気になりません

 

後ろはこんな感じ。

Lサイズの方は自然と背縫いが中心にきました。

欲を言えば前巾がもう少し広い方がいいんだけど、サイズ的にはこっちの方が合っているのかなぁ。どうなの。

 

まぁでも着物を自分で着慣れている場合、大きいよりも若干小さいぐらいの方がきれいに着れたりしますからね。

脇のダブつきと見た目のすっきり感で言うと、私にはLサイズの方がいいのかもしれません。

 

裄丈の比較

私が着物のサイズで気にするところ、裄丈について。

LLサイズの裄丈はこんな感じ。

だいぶ長いですね。
私は裄丈は長めの方が好きなので、これくらい長さがあると最高です。

日本舞踊のお稽古にも使えそうです。
着物の袖をつまんだりするので裄は長い方がいい。

裄丈がたっぷりあって、ガシガシ洗えて、しかも安い着物は本当にありがたい。

「あ、LLサイズを買ってよかった」と考えを改めました。笑

 

続いて。

Lサイズの裄丈はこんな感じ。

うん、まぁ許容範囲かなという長さ。既製品のLサイズはたいていこれくらいです。

 

LサイズとLLサイズの裄丈を並べて比較した図。


左:Lサイズ  右:LLサイズ

うん。この差はすごい。
また踊り目線になってしまいますが、裄丈長い方が手が小さく見えていいですね。

 

腕を斜めに伸ばした状態でこれぐらいなので、腕をまっすぐ下におろした状態だとさらにもう少しだけ袖が短くなります。

普段着なら多少短くても問題ないので、Lサイズぐらいの長さでも許容範囲。

それに袖が短いと軽やかな印象になるので、普段着なら裄丈は長すぎるよりは短めの方がいいのかもしれません。

 

身丈の比較

身丈についての写真がないのですが、

LLサイズ
・身丈たっぷり。余裕がありました。
・おはしょりもたっぷり取れる
むしろおはしょりが余りすぎないように腰紐をおへその位置(高い位置)で締めました。

Lサイズ
・結構ギリギリ
腰紐を低い位置で締めて、それでおはしょりがギリギリ取れた感じです。余裕はなかったですね。

 

デニム着物のメリット

続いて、デニム着物のメリットをいくつかあげたいと思います。

ストレッチが効いていて楽

このデニム着物は、ストレッチが効いているので楽に着られます。
立ったり座ったりも窮屈な感じはしません。

ほら、結構伸びます。

車の乗り降り。階段の上り下り。床の物を拾う。楽勝です。

 

洗える

ほんとに、自宅で洗える着物ってメリットでしかない。
洗濯ネットに入れて洗濯機でブンブン洗えるんです。素晴らしい。

汚さないように気を遣う必要もない。食べるものも行く場所も気にしなくていい。汚れたら洗えばいい。

気楽に着物を楽しめる要素がてんこ盛り。

 

洋服に近い感覚

着物がデニムなんて、ちょっとおしゃれな感じがしませんか?
合わせる帯も、結構なんでもいけるんじゃないかなと。

そして誰しも一度は着たことがあるデニム素材。馴染みのある素材。
着物に取り入れやすいかなーと思います。

帯締めのかわりに革のベルトなんかを合わせても違和感はないし、おしゃれかなと。

足元も草履じゃなくてサンダルを合わせたり、革靴、ブーツ、スニーカーなんかでもよさそう。

長襦袢の代わりにシャツやブラウス、タートルネックもよさそう。

コーディネートの幅も広がるし、なによりカジュアルに着物を楽しめるのがいいなと思います。

 

デニム着物のデメリット

このデニム着物に関して感じたデメリットを。

バチ衿である

このデニム着物は「バチ衿仕立て」になっています。
バチ衿とは、衿を半分に折った状態で縫いとめた衿のことです。

ボリュームがなくペタンとしてちょっと寂しい。

普通の着物の場合、「広衿仕立て」といって衿巾を半分に折って着るように仕立ててあります。
広衿だと幅も調節できて、衿にふっくらとボリュームが出るので自分好みの美しい衿元を作れます。

バチ衿の場合それができない。この点は残念。

 

ストレッチゆえに…

ストレッチ生地はすごく楽なんだけど、長時間正座しているとどうしても膝の部分が伸びてしまいます。

赤で囲ったこの部分。

ダブダブっと弛んだようになってしまいますよね。仕方ないけど。

上から見ると生地の伸びてる感じがよくわかる。

でもこれも手で押さえるようにして伸ばしたら少し落ち着くし、洗濯しちゃえば元通りになるので、神経質になる必要はありません。

 

おまけ:三分紐の便利グッズ

デニム着物とは関係ないんだけど、せっかくなので私が使っている便利グッズを紹介します。

三分紐がしっかりと締まる「らくちんどす」という名前の便利グッズです。

この金具のやつ。

これ便利なので、ぜひ使ってみてほしいグッズです。

前に書いた記事をこちらに置いておくのでよかったら読んでみてください。使い方とか書いてあります。

 

気になった方はこちらから購入できます。↓

金具 三分紐用 らくちんどす 留め具
ノーブランド品

 

デニム着物はこちらから購入できます

ということでデニム着物のあれこれ、語りました。

着付け教室にデニム着物を着ていくと生徒さんの反応が良かったりするので今回記事にしてみようと思った次第です。

気になっている方に少しでもデニム着物のことがお伝えできていたら嬉しいです。
興味をもってくれる方がいたら嬉しいです。

 

デニム着物はこちらで購入できます。

 

さいごに

デニム着物は今いろいろな会社から販売されています。
そんな中、私はだいぶ価格の低いものを選びました。だって6,000円でおつりがきますから。ほんとに安い。

ネットで検索するとプレタ(仕立て上がり)で3万円ぐらいするデニム着物もありますね。
こういう少々お高めのものはきっと仕立てが良かったり、手触りや着心地が良かったり、カラバリも豊富なんだと思います。

そもそも素材がデニムだからきちんとした場には着ていけない着物だし、遊びで着るための着物なので、私は今回買ったような安いもので十分かなーと思いました。

「着物=高い、古い」っていうイメージを壊してくれる、気軽に着られる着物がどんどん増えたらいいな!

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

 

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「デニム着物の話。」への2件のフィードバック

    1. コメントありがとうございます♪
      私はズボラなので、気を遣わずに洋服感覚で着られるデニム着物は大変重宝しています(笑)

kimonotokomono へ返信する コメントをキャンセル

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